世の中ラボ

ただいま話題のあのニュースや流行の出来事を、毎月3冊の関連本を選んで論じます。書評として読んでもよし、時評として読んでもよし。「本を読まないと分からないことがある」ことがよく分かる、目から鱗がはらはら落ちます。筑摩書房のPR誌・月刊「ちくま」の好評連載。こちらでも読めます。

斎藤 美奈子

斎藤 美奈子さいとう みなこ

1956年新潟市生まれ。文芸評論家。1994年、『妊娠小説』(筑摩書房/ちくま文庫)でデビュー。2002年『文章読本さん江』(筑摩書房/ちくま文庫)で第1回小林秀雄賞を受賞。他の著書に、『モダンガール論』(文春文庫)、『物は言いよう』(平凡社)、『名作うしろ読み』『吾輩はライ麦畑の青い鳥--名作うしろ読み』(中公文庫)、『戦下のレシピ』(岩波現代文庫)、『紅一点論』『本の本』(ちくま文庫)、『月夜にランタン』『ニッポン沈没』『忖度しません』(筑摩書房)『学校が教えないほんとうの政治の話』(ちくまプリマー新書)『文庫解説ワンダーランド』(岩波新書)『日本の同時代小説』(岩波新書)『中古典のすすめ』(紀伊國屋書店)『挑発する少女小説』(河出新書)など。最新刊は、『出世と恋愛--近代文学で読む男と女』(講談社現代新書)。