天童 荒太

天童 荒太てんどう あらた

1960年、愛媛県生まれ。作家。大学卒業後に執筆活動に入る。’86年『白の家族』で第13回野性時代新人文学賞。’93年『孤独の歌声』(新潮社)で第6回日本推理サスペンス大賞優秀作。’96年『家族狩り』(新潮社)で第9回山本周五郎賞。2000年にはベストセラーとなった『永遠の仔』(幻冬舎)で第53回日本推理作家協会賞を受賞。04年『家族狩り』(新潮文庫)をあらためて書き起こした。06年『包帯クラブ』を<ちくまプリマー新書>の一冊として刊行して話題を呼んだ。他の著作に『あふれた愛』(集英社)、画文集『あなたが想う本』(舟越桂と共著・講談社)、対談集『少年とアフリカ』(坂本龍一と共著・文藝春秋)がある。(著者近影:坂本真典)