運動への鈍感さが瀰漫し、新しいものと旧いものの区別もつかず、徒に過去にしがみつき停滞、没落の一途をたどる日本社会を蹴り飛ばす挑発的時評!
1936年、東京生まれ。映画評論家、フランス文学者。60年、東京大学文学部仏文学科卒業。65年、パリ大学大学院で博士号取得。東京大学教養学部教授を経て、東京大学第26代総長。映画雑誌「リュミエール」の創刊編集長も務める。77年、『反=日本語論』で読売文学賞、83年、『監督小津安二郎』(仏訳)で映画書翻訳最高賞、89年、『凡庸な芸術家の肖像』で芸術選奨文部大臣賞、2016年『伯爵夫人』で三島由紀夫賞をそれぞれ受賞。