紙の単行本、文庫本、デジタルのスマホ、タブレット、電子ブックリーダー…かたちは変われど、ひとはいつだって本を読む。気になるあのひとはどんな本を読んでいる？ 各界で活躍されている方たちが読みたてホヤホヤをそっと教えてくれるリレー書評。
- File63.日記を書くことについて考えたときに読んだ本 ー 滝口悠生『長い一日』
- File62.「究極の恋愛小説」にトラウマのある私が、恋愛幻想に浸りたいときに読む本 ー ブノワト・グルー『愛の港』
- File61.ささいな風景や出来事、気持ちを思い出したときに読む本 ー スチュアート・ダイベック『シカゴ育ち』『僕はマゼランと旅した』、『Don't Worry Boys――現代アメリカ少年小説集』
- File60. 突然、加齢とその先にある死について考え始めた時に読んだ本 ー みうらじゅん、リリー・フランキー 『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』
- File59.ちゃんとできない自分、に囚われてしまったときに読む本 ー 本谷有希子『生きてるだけで、愛。』
- File58.差別との向き合い方を教えてくれる本 ー 荒井裕樹『差別されてる自覚はあるか』、ダイアン・J・グッドマン『真のダイバーシティをめざして』、イ・ミンギョン『私たちにはことばが必要だ』
- File57.誰の手も取りたくない時に読む本 ー チェ・ウニョン『ショウコの微笑』／サラ・カリー『リッキーたち』（『覚醒するシスターフッド』）
- File56.献立が決まらないときに読む本 ー 稲田俊輔『おいしいものでできている』／車輻『川菜雑談』／パニコス・パナイー『フィッシュ・アンド・チップスの歴史』／唐魯孫『中国吃』／崔岱遠『中国くいしんぼう辞典』
- File55.子供に会いたいときに読む本 ー リュドミラ・ウリツカヤ 著／ウラジーミル・リュバロフ 絵『子供時代』、アントニオ・タブッキ『時は老いをいそぐ』
- File54.切実な思いを掘り起こすための本 ー 大槻ケンヂ『新興宗教オモイデ教』、上田早夕里『夢見る葦笛』、マーク・フィッシャー『わが人生の幽霊たち』
- File53.突然ぼくの前に現れた本 ー 諸星大二郎『オリオンラジオの夜』、『音盤時代の音楽の本の本』、永井宏『マーキュリー・シティ』、戸川昌士『猟盤日記』、テッド・チャン『息吹』
- File52.すべてをぶち壊したいときに読む本 ー 金子文子『わたしはわたし自身を生きる――手記・調書・歌・年譜』
- File51.忘れたころに読み返す本 ー 堀江敏幸『雪沼とその周辺』
- File50.なにか変わりそうで眠れない夜に読む本 ー レベッカ・ソルニット『迷うことについて』東辻賢治郎訳
- File49.夢を見にくいこどもに話しかけようかなと思った時に読む本 ー ジュール・ルナール『にんじん』
- File48.雑食の荒唐無稽な力を味わうための本 ー ジョー・イデ『IQ』（熊谷千寿訳）
- File47.年の終わりにワンダーを浴びるための本 ー 大森望編『NOVA 2019年春号』、西崎憲編『万象』、『GENESIS 一万年の午後』
- File46.超越を考えるときに読む本 ー スーザン・プライス『ゴーストドラム』（金原瑞人訳）、岡和田晃『反ヘイト・反新自由主義の批評精神 いま読まれるべき〈文学〉とは何か』
- File45.すべてを捨てて逃げ出したいときに読む本 ー 國友公司『ルポ西成――七十八日間ドヤ街生活』、黒岩重吾『西成山王ホテル』
- File44.新しい小説を考えるときに読む本 ー 高橋源一郎『今夜はひとりぼっちかい？ 日本文学盛衰史 戦後文学篇』、村田沙耶香『地球星人』
