西島 大介

西島 大介にしじま だいすけ

1974年、東京都生まれ。広島在住。漫画家として2004年早川書房のSF叢書「Jコレクション」より描き下ろし単行本『凹村戦争』でデビュー。第8回文化庁メディア芸術祭審査員推薦作となり、同年第35回星雲賞アート部門を受賞。他作品に『世界の終わりの魔法使い』(2005〜)『Young, Alive, in Love』(2013〜2014)など多数。
『すべてがちょっとずつ優しい世界』(2012)が第三回広島本屋大賞受賞、第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査員推薦作となる。登場キャラクター「ぼうや」はライフワークとなり、単行本刊行以降、絵画や音楽、映像、立体作品として継続的に作品を制作する。
ベトナム戦争を描いた長編『ディエンビエンフー』(2007〜)は12巻を刊行するも掲載誌休刊のため未完となったが、双葉社へ移籍し完結編『ディエンビエンフー TRUE END』として全3巻で完結(2017〜2018)。第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査員推薦作となる。
キャラクターデザイナー、イラストレーターとしても幅広く活動し、読売テレビ開局60周年キャラクター「シノビー&ニン丸」、ベルナール・ビュフェ美術館45周年キャラクター「ビュフェくん」、ベストセラー小説『陽だまりの彼女』などを担当。
「トゥルーエンドを探して」(AWAJI Cafe and Gallery 2017)「生きとし生けるもの」(ヴァンジ彫刻庭園美術館 2017)など、現代美術作家としても活動し、個展の開催や展示への参加も多い。DJまほうつかいの名前でピアノ演奏による音楽活動も行う。