安田 武

安田 武やすだ たけし

1922‐86年。東京生まれ。思想家、評論家。大学在学中に学徒出陣。ソ連軍との戦闘を経て捕虜となる。復員後、大学を中退。出版社勤務などを経て、評論家として独立。1964‐66年には思想の科学研究会会長をつとめた。日本戦没学生記念会(わだつみ会)の再建に尽力し、のちに常任理事。著書に、『学徒出陣』(三省堂)、『人間の再建』(筑摩書房)、『芸と美の伝承』(朝文社)などがある。