解剖学者・美術批評家。1960年群馬県生まれ。東京藝術大学美術学部卒業、同大学院美術研究科博士課程(美術解剖学専攻)修了。学術博士。大学院生のとき、恩師・三木成夫の紹介で養老孟司と出会い、27歳で養老との共著『解剖の時間』を出版。東京大学医学部助手(解剖学)として養老の下で研究生活を送った。主な著書に『脳の中の美術館』(ちくま学芸文庫)、『子どもに伝える美術解剖学』(ちくま文庫)、『人体5億年の記憶 解剖学者・三木成夫の世界』(海鳴社)など。美術批評の著作に、『ダ・ヴィンチ、501年目の旅』(インターナショナル新書)、『洞窟壁画を旅して』(論創作社)、『構図がわかれば絵画がわかる』『色彩がわかれば絵画がわかる』『遠近法彩がわかれば絵画がわかる』(以上、光文社新書)など、多数。解剖学をベースに芸術と科学の交差する美の世界を探究。