1969年、名古屋市生まれ。國學院大学文学部哲学科卒業。在学中から独文学者の種村季弘、美学者の谷川渥に師事した。卒業後に就職した勤め先を辞して、書き上げた小説「アサッテの人」で群像新人文学賞・芥川賞をダブル受賞。小説執筆のほかに、コラムや書評を書き、批評家としても活動。2016年から東海学園大学人文学部教授、2019年から同学部の客員教授を務める。小説に『りすん』、『ロンバルディア遠景』、『領土』、『岩塩の女王』、批評に『偏愛蔵書室』、『紋章と時間』、随筆集に『スワ氏文集』、『うたかたの日々』などの著書がある。