日経小説大賞を受賞したデビュー作『野いばら』から8年。約2年に一冊と寡作ながら、常に端正で緻密な物語世界を創ってきた作家・梶村啓二さん。4作目となる新刊『ボッティチェッリの裏庭』刊行を記念して、創作の裏側をうかがいました。(聞き手=瀧井朝世)