【今回のネタ元】
前回のメタバースでは、「もうひとつの現実」での自分の別の可能性を展開する話でしたが、今回は、自分の知らないところで、ありえたかもしれない別の自分が生きていたら、という意味では、メタバースというよりマルチバースの話なのかもしれません。
マルチバースとは、複数の平行宇宙が存在するという仮説や概念を指します。これは、物理学の一部であり、量子力学や宇宙論などの分野で議論されています。マルチバース理論によれば、我々が存在するこの宇宙だけでなく、無数の平行宇宙が存在する可能性があります。
今年度のアカデミー賞で作品賞はじめ７冠に輝いた『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』（ダニエル・クワン＋ダニエル・シャイナート監督）は、くたびれた中年女性であるエヴリンがマルチバースの別の人生を歩む自分たちの力を借りて、世界を破滅させようとする敵と闘うという話でしたが、闘ったり世界を救ったりしなくとも、別の世界で別の自分が別の人生を幸せに送ったという事実には、少なくともその人を救う効用があるのかもしれません。
（なお今回の文章は一部をChatGPTによって作成しています。）
