Re-think 現代写真論――「来るべき写真」への旅

90年代より全面化した写真のデジタル化は「写真」の概念を変え、その領域をグローバルなアートシーンへと拡張している。「写真」の現在を撃つ新時代の写真批評!

後藤 繁雄

後藤 繁雄ごとう しげお

1954年、大阪生まれ。編集者/クリエイティブディレクター。2002年より京都造形芸術大学教授をつとめる。「独特編集」をモットーに写真集、アートブックを数多く制作。坂本龍一、荒木経惟、篠山紀信、蜷川実花などの本を手がける。また、インタビュアー、ライターとしても著書多数。並行して、現代美術の展覧会のキュレイション、アートプロデュースを精力的に行い、日本の若手アーティストを世界に紹介するプロジェクトに力をいれる。とりわけ2008年に設立した、自身が主宰するG/P galleryは、コンテンポラリーアートの写真をグローバルに扱うギャラリーとして、世界から注目を集めている。