我が家の寝室には大量の本が散らばっています。整理しても整理してもどうせ毎日ぐちゃぐちゃになるから、当分このままでいいやと長い時間このままです。大半は子供たちと一緒に読む絵本です。
今回はその絵本の話。最近読んだ『うどんのうーやん』(岡田よしたか作、ブロンズ新社、2012年)。娘と笑う本について。
今年4歳の次女は、小さい頃から僕が寝かしつけ担当で毎晩絵本を読み聞かせています。この本は長女から受け継いだ本で当時長女も大好きでした。
表紙はうどんのうーやんが河川敷を走っているポップな装画ではじまります。表紙を開くと1ページ目にうーやんが自分の腕(うどん)で自分におつゆを注いでいる挿絵。もうこれでおもろい。掴みは完璧です。

声色を変えながらうーやんになりきり、娘を笑かそう笑かそうと試行錯誤、娘も面白くなってきてもう一回!もう一回!となかなか寝てくれません。(早く寝て欲しい時は読まない方がいいかも……)けれどこういう時間こそ大切なんやなと思う毎日です。
本の内容はうどんのうーやんが自ら出前に行くというもの。途中でいろんな仲間(具材)と出会って進んでいき、最終的にはその仲間たち(中にはうどんに全然合わないやろ!という具材も)が入ったうどんをお客さんにお届けします。道中、困難に遭遇した際のうーやんのつぶやき「~するしかないやろ」は秀逸なツッコミでもあり、人生の教訓でもある気もします。何度読んでも笑いがあり発見があります。
毎晩寝る時間になると絵本を3冊持って布団に入りこんでくる娘。好奇心の塊か、何回読んでも飽きることないんかなと思うほど目をキラキラさせながら話に聞きいっています。あと何年読ませてくれるかわからんけど、こんな楽しい時間を与えてくれる絵本には本当に感謝しかありません。